第一回:「抽選ゲームの本質とは?」
麻雀は抽選のゲームです。抽選のゲームとは何でしょう?
スゴロクや人生ゲームもそうですし、桃鉄もそう、黒髭危機一発も抽選ゲームですね。
「じゃあ麻雀って運のゲームじゃん!」と思うかもしれません。
もちろん抽選ゲームですから、運の要素が勝敗に大きく影響するのは紛れもない事実です。
ここに1つのサイコロがあります。これを使ってゲームをしましょう。
・出た目が偶数なら 出た目×1000円の賞金を獲得します。
・出た目が奇数なら 出た目×1000円の参加費を支払います。
友人と2人でこのゲームに参加することにしました。
友人は 6、4、3 と出して、7000円の賞金を獲得します
自分は 3、1、5 と出して、9000円を参加費を支払いました。
この結果を見てどう思いますか?
「友人ラッキーだなー、それに比べて自分はかわいそう・・・」
結果は大差ですから、このような感想を抱くのは極めて自然なことです。
「負けるんだったら参加しなければ良かったな・・・」
これも自然といえば自然な感想ですが、抽選ゲームの本質を理解していれば、このような感想には決してならないはずなのです。
偶数は2、4、6 奇数は1、3、5 賞金が獲得できる偶数の出る確率は1/2ですから、いちいち計算しなくても、このゲームに参加したほうが金銭的にお得なのはわかるはずです。
「なんでオマエばかり勝てるの? ずるくね?」
「サイコロに何か細工でもしてあるんじゃないか?」
それでも負けが続けば感情的になり、このような言いがかりをつける人もいるかもしれません。
麻雀も抽選ゲームと言いました。しかし抽選に「参加する」「参加しない」を選ぶのはあなたの意志です。早い巡目にテンパイしたピンフドラ1、リーチ後の抽選に「参加する」「参加しない」どちらを選びますか?
大体の局面は「参加する」ほうが有利です。しかし前述のサイコロゲームのように、参加したことによって大損してしまうケースもあるでしょう。抽選ゲームであるがゆえ、裏目のリスクは必ずあるものであり、悪い結果になってしまうことも仕方のないことなのです。
「参加する」「参加しない」を選ぶことが実力の見せどころです。麻雀でいえば「リーチ判断」「副露判断」「打牌選択」が選択の機会であり、麻雀における実力の見せどころといえるでしょう。
逆にいえばそれ以外「配牌」「ツモ」「アガリ」「放銃」「裏ドラ」などは、麻雀の実力とは全く無関係に選ばれる抽選の機会なのです。
「全くアガれない。このゲーム仕組まれてるんじゃないの?」
「いつも他家がツモってばかり、牌操作じゃないの?」
良い抽選に連続で外れ続けると、ついこのような言いがかりを、マイナス思考に陥ってしまうこともあるでしょう。しかしそれは完全に「ギャンブラーの誤謬」です。
そもそも麻雀は4人でやるゲームです。1番良い抽選を受けた人が1人いるとしたら、自分は不利な結果に終わってしまうことのほうが圧倒的に多いのです。
抽選ゲームの本質を理解すること。4人の内1人しか当たらないことを理解すること。そして他のプレイヤーも一生懸命やってるんだ―― と思えたら「なぜ自分ばかりがこんな目に・・・」といった不幸自慢もなくなるのではないでしょうか? 選択の機会で最善手を選んだら後は時の運。人事を尽くして天命を待つ構えが大事です。
スゴロクや人生ゲームもそうですし、桃鉄もそう、黒髭危機一発も抽選ゲームですね。
「じゃあ麻雀って運のゲームじゃん!」と思うかもしれません。
もちろん抽選ゲームですから、運の要素が勝敗に大きく影響するのは紛れもない事実です。
ここに1つのサイコロがあります。これを使ってゲームをしましょう。
・出た目が偶数なら 出た目×1000円の賞金を獲得します。
・出た目が奇数なら 出た目×1000円の参加費を支払います。
友人と2人でこのゲームに参加することにしました。
友人は 6、4、3 と出して、7000円の賞金を獲得します
自分は 3、1、5 と出して、9000円を参加費を支払いました。
この結果を見てどう思いますか?
「友人ラッキーだなー、それに比べて自分はかわいそう・・・」
結果は大差ですから、このような感想を抱くのは極めて自然なことです。
「負けるんだったら参加しなければ良かったな・・・」
これも自然といえば自然な感想ですが、抽選ゲームの本質を理解していれば、このような感想には決してならないはずなのです。
偶数は2、4、6 奇数は1、3、5 賞金が獲得できる偶数の出る確率は1/2ですから、いちいち計算しなくても、このゲームに参加したほうが金銭的にお得なのはわかるはずです。
「なんでオマエばかり勝てるの? ずるくね?」
「サイコロに何か細工でもしてあるんじゃないか?」
それでも負けが続けば感情的になり、このような言いがかりをつける人もいるかもしれません。
麻雀も抽選ゲームと言いました。しかし抽選に「参加する」「参加しない」を選ぶのはあなたの意志です。早い巡目にテンパイしたピンフドラ1、リーチ後の抽選に「参加する」「参加しない」どちらを選びますか?
大体の局面は「参加する」ほうが有利です。しかし前述のサイコロゲームのように、参加したことによって大損してしまうケースもあるでしょう。抽選ゲームであるがゆえ、裏目のリスクは必ずあるものであり、悪い結果になってしまうことも仕方のないことなのです。
「参加する」「参加しない」を選ぶことが実力の見せどころです。麻雀でいえば「リーチ判断」「副露判断」「打牌選択」が選択の機会であり、麻雀における実力の見せどころといえるでしょう。
逆にいえばそれ以外「配牌」「ツモ」「アガリ」「放銃」「裏ドラ」などは、麻雀の実力とは全く無関係に選ばれる抽選の機会なのです。
「全くアガれない。このゲーム仕組まれてるんじゃないの?」
「いつも他家がツモってばかり、牌操作じゃないの?」
良い抽選に連続で外れ続けると、ついこのような言いがかりを、マイナス思考に陥ってしまうこともあるでしょう。しかしそれは完全に「ギャンブラーの誤謬」です。
そもそも麻雀は4人でやるゲームです。1番良い抽選を受けた人が1人いるとしたら、自分は不利な結果に終わってしまうことのほうが圧倒的に多いのです。
抽選ゲームの本質を理解すること。4人の内1人しか当たらないことを理解すること。そして他のプレイヤーも一生懸命やってるんだ―― と思えたら「なぜ自分ばかりがこんな目に・・・」といった不幸自慢もなくなるのではないでしょうか? 選択の機会で最善手を選んだら後は時の運。人事を尽くして天命を待つ構えが大事です。